ギニアにおける活動報告
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●焼き畑土壌の活性化活動(土作り)

 貧困の近因となっている焼き畑栽培地の土壌劣化をリカバーするため、サパでは農家の日常生活の中で発生する廃棄物を利用した有機肥料生産技術を指導、普及を行っている。この活動の切っ掛けとなったのは、2000年初めにサパの日本人専門家が農家の裏に山積み廃棄されていたアブラ椰子の果実から油を搾った滓と、精米時に発生する米糠にに注目したことに始まる。

ギニアに自生しているアブラ椰子

アブラ椰子の果実(バンチ)を運ぶ女性


■ボカシ肥

ボカシ肥(ごえ)は、堆肥と並んで古くから作られてきた日本の伝統有機肥料である。ボカシ肥とは端的に説明すれば「>油滓、籾殻、米糠などの有機物に、山土や粘土を混ぜて発酵させた肥料」である。古来より日本の発酵技術は世界に冠たるものを有し数多くの伝統発酵肥料を創出してきた。

◆アブラ椰子果実からの搾油生産工程について

ギニアでのボカシ肥生産主要原料は、この地域に自生しているアブラ椰子果実の搾油滓である。東南アジア諸国で大規模栽培されているアブラ椰子のルーツは、ギニア湾沿岸諸国である。
1. アブラ椰子の熟したバンチ(房)を収穫し、房にブドウ状に付いている鶏卵状の数多くの果実を分離する。

アブラ椰子のバンチ(房)

 

2. 分離された果実を臼に入れ杵で粉砕する。
3. 果実を粉砕すると果肉と種子(カーネル)に分かれる。
4. 果肉と種子を大きな鍋で煮出す。


5. 鍋で煮出された果肉と種子からアブラが抽出され水の表面に浮き上がる。農民達はこのアブラを掬い料理に利用する。貴重なカロリー源である。鍋に残った繊維(搾り滓)廃棄される。
6. 上記の廃棄されている搾り滓が(茶色の繊維)ボカシ肥の原料である。廃液は後述の「堆肥」の発酵促進用に利用されると共に、かなりの油が残存しているため発酵により窒素に変換する。

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