ギニアにおける活動報告
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●風土病予防活動

■深井戸の設置によるギニアウオーム病の予防活動

 サパの活動地内の村民達は、水道、電気が無く不衛生な環境下での生活を強いられている。中でも飲用水は川水に依存しているため、水中に生息する原虫(ギニアウオーム)が体内に入り健康を阻害している。予防には、原虫に汚染されていない地下水の飲用しかない。深井戸は太古から地中に封じ込められている地下水を揚水する井戸である。設置後は、「ギニアウオーム病」のみならず、慢性下痢も減少している。この他、乳幼児への栄養食の基礎知識を伝えると共に実地の食事作りを指導している。

ラマヤ集落に建設された待望の深井戸

スタッフによる虚弱児向け食事作り講習


■蚊帳の配布によるマラリアの予防活動(ODAによる農薬蚊帳の配布に反対)

 現在、世界で毎年約3〜5億人がマラリアに罹患し、200万人が命を奪われている。内犠牲者の90%がサハラ以南のアフリカに集中し、その大多数が5歳以下の子供で占められている。
 サパは、これらのマラリアによる死亡者数を減らすべく活動地ギニアのドブリカ県タネネ郡サナワリア村で、村民達に現地産の蚊帳を配布(貸与)し罹患率の減少に努めている。
 他方、日本のODA活動では、住友化学(株)開発の殺虫剤「ベルメトリン」(ピレスロイド系)を蚊帳の糸に練り込むことで蚊の侵入を阻止できるとし、アフリカのタンザニア国で住友化学が蚊帳の生産工場を2005年の早期に建設の上、10万張単位で生産しアフリカ全土を対象に配布を開始している。
 しかし、サパはこれらの農薬蚊帳の配布にたいし反対キャンペーンを展開している。その理由は、次の通りである。

1. 蚊帳には元来、蚊を蚊帳の中に進入させない機能が備わっているため農薬を蚊帳に練り込む必要は全く無い。サパでは、農薬と無縁の普通の蚊帳を配布(貸与)しマラリアの罹患率を下げている。
2. 農薬蚊帳に練り込まれている殺虫剤「ベルメトリン」には、発がん性の恐れがあるむね「アメリカ科学アカデミー」が指摘している。蚊帳利用者の健康を阻害する可能性が高いことを裏付けている。
3. サパ配布の蚊帳のコストは1張り約200円である。農薬蚊帳は約700円のため、無農薬蚊帳を3倍以上数量配布ができることになる。不要な農薬蚊帳の生産は、税金の無駄使いと言わざるを得ない。

 サパが配布(貸与)している地元産の普通の蚊帳である。上記農薬蚊帳の取扱説明書には「蚊帳を触った手で食べ物を食さないように」と書かれている。西アフリカでは手掴みで食する習慣が定着していると共に、識字率が低く注意書きが読めない住民が大半を占める。子供達が危険に曝されている。

●小学校の建設活動

草葺きの識字教室から始まった教育活動

 サパの活動地である3カ村は、役場、学校、診療所等の機関は一切なく、ギニアでも最貧地区に属していた。サパは、最初に子供達に教育の機会を与えるべく、1998年に草葺きの識字教室をマデイナ集落に、そして1年後にカンバ集落に夫々村民達のボランテイアで建設された。
 しかし、草葺き教室は、耐久性に乏しく雨漏りが頻発すると共に、就学希望児童が増え教室が手狭になったため、最初の草葺きマデイナ教室を2000年に本格的コンクリートブロック造りの2教室構成で改築した。又2002年にはカンバ集落に3教室150名収容の小学校を建設した。

最初の草葺き教室で学ぶ生徒達

マデイナ小学校落成式のテープカット

村始めてのコンクリートブロック製校舎が完成 新校舎での授業光景。6〜14歳が同クラス


以上、サパ設立後の活動概況をご説明しました。ご理解とご支援を賜りたくお願い申しあげます。



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