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沖縄で創業100年以上のお店を集めてみた

投稿日:2018年10月5日 更新日:

古民家

本州とは異なる独自の文化を持つ沖縄。観光に訪れると、見るものすべてが不思議に見えるのも当然かもしれません。そんな沖縄で「創業100年以上」を誇るお店にはどんな魅力があるのでしょう?

明治38年創業!沖縄そばの店【きしもと食堂】

美ら海水族館のある本部町に、明治38年創業の超老舗沖縄そば屋「きしもと食堂」があります。きしもと食堂の沖縄そばといえば、昔ながらの製法を今も守り続けている名店として県内外に広く知られているお店です。

きしもと食堂と言えば「木灰そば」

地元では「きしもとと言えば木灰そば、木灰そばと言えばきしもと」といわれるほど麺に特徴があるのがきしもと食堂の魅力。きしもと食堂の代名詞ともいえる「木灰そば」とは、薪を焼いた後に残る灰を水に溶かし時間をかけて上澄みのみを取り分けて麺を練る製法です。木杯そばには独特のもっちりとした食感があり、一般的な沖縄そばの麺とは違った魅力があります。

濃いめのスープと甘辛い肉が美味い

きしもと食堂の麺は一般的な面よりも太めです。麺だけでもインパクトがあるのですが、それに負けないのがかつお節の風味がしっかりときいた濃い目のスープ。太めの麺にスープがしっかりと絡まるので、どちらかというと「うどん」に近い感覚で食べることが出来ます。

さらにトッピングに乗せられている肉が醤油ベースの甘辛い味付け。肉そのものもおいしいのですが、これによってそば全体の印象をピリッと引き締めてもくれます。

  • 住所:沖縄県国頭郡本部町字渡久地5
  • 営業時間:11:00~17:30 ※売り切れ次第終了
  • 定休日:水曜日

首里名物のお饅頭屋【儀保まんじゅう】

那覇市首里で昔から名物品といえば、白いまんじゅうの表面に大きな朱色の字で「の」と書かれた通称「のーまんじゅう」が有名です。サイズも、まんじゅうというよりは肉まんほどの大きさなのでかなりのインパクトがあるのですが、中にはぎっしりと餡が入っているので手に乗せるとずっしりとした重さを感じます。

ゲットウの独特の香りがするまんじゅう

通称「のーまんじゅう」こと「儀保まんじゅう」は、口に入れる前から独特の香りがするのが特徴です。これはまんじゅうを包んでいるゲットウ(地元では「サンニン」といいます)の葉が理由。蒸したての熱いうちにゲットウに包むため、その香りがまんじゅうに移っているのです。

「の」は「熨斗」の意味がある

儀保まんじゅうにかかれた赤い「の」の文字には、「熨斗」の意味があります。まんじゅうは沖縄では冠婚葬祭で供されており、卒業式やお祝い事には紅白まんじゅうを準備するのが今でも一般的です。

でも儀保まんじゅうのある首里地区では、熨斗の「の」が書き込まれた儀保まんじゅうを使うのが昔からの風習。熨斗の意味がある「の」が大きく書かれた儀保まんじゅうは縁起物として定着しているため、紅白まんじゅうよりも首里地区では人気があるのです。だから入学式や卒業式などお祝い事が重なるシーズンになると、午前中にすべて売り切れてしまうこともあります。

  • 住所:沖縄県那覇市首里久場川町2-109-1 ぺリエールHIGA 1-A
  • 営業時間:9:00~売り切れ次第終了
  • 定休日:日曜日

明治41年創業のちんすこう店【新垣菓子店】

「新垣ちんすこう」といえば、沖縄県内の土産物品店で見かけないことがないくらい有名なお店です。黄色い包装紙に船の絵がプリントされているのが目印なのですが、今回紹介する明治41年創業の老舗ちんすこう店のものとは違います。

実は黄色い包装紙の「新垣ちんすこう」は、創業100年以上の「新垣菓子店」から暖簾分けしたお店。平成11年に大量生産が可能な大規模工場を作ったことで、県内全域の土産物品店に並べることが出来るほどの数量を確保することが出来るようになったというわけです。

でも本家である「新垣菓子店」のちんすこうは昔ながらの製法を守るため、今でも一つひとつが手作り。だから大量生産はもちろんのこと、地元にいてもそう簡単に新垣菓子店のちんすこうを目にすることはないのです。

元祖ちんすこうには「ギザギザ」がついていない

一般的に流通しているちんすこうといえば、周囲に波型のギザギザがついているのが特徴です。でも本家である「新垣菓子店」のちんすこうにはギザギザは全くありません。これが「本家」と「流通品」の大きな違いです。

ちんすこうなのにしっとりとしている

ちんすこうといえば「口の中の水分がすべて持っていかれてしまう」ようなパサパサ感があるのですが、本家である新垣菓子店のちんすこうはそのパサパサ感がしません。手作りなので見た目には多少いびつに見える部分もあるのですが、食べてみると意外としっとりとしています。

  • 住所:沖縄県那覇市首里赤平1-3
  • 営業時間:(月~金)10:00~19:00/(日)10:00~17:00
  • 定休日:土曜日

創業170周年!【北谷長老酒造】

県内には数多くの泡盛酒造所がありますが、創業100年以上の酒造所といえば非常に数が限られます。その中で最も歴史が長い創業170年を誇るのが、北谷長老酒造です。

北谷長老酒造の泡盛と言えば「長老」があります。甘みが深く上品な香りが特徴の酒で、時間をかけてゆっくりと作る古酒になると、さらにそのグレードは上がります。北谷長老酒造が作る「長老」は贈答品としても人気があるため、地元ではかなり知られている泡盛の1つです。

いい酒を造り続けるために出荷数を限定

県内各地には多くの酒造所があるため、各酒造所とも様々な手法を取り入れながら新たな顧客拡大を図るのが一般的な営業戦略です。では創業170年の北谷長老酒造はどうかというと、どうやら事情が違うようです。

もともとほかの酒造所と比べて規模が小さな北谷長老酒造では、そもそも大量生産ができません。そのことに加えて「いい酒を造り続けていきたい」という強い信念から、利益を追求して無理に生産するよりも質の良い酒を造ることを選択。そのため今でも出荷数を限定し、良い酒を造り続けることを守り続けています。

  • 住所:沖縄県中頭郡北谷町吉原63
  • 電話:098-936-1239

創業100年!山奥の小さな商店【奥共同店】

かつて「陸の孤島」と呼ばれた本島最北端にある奥地域にも、創業100年以上の歴史を持つ小さな商店が存在します。それが奥共同店です。県内各所では今でも「共同店」「共同売店」と呼ばれる商店がありますが、その元祖とも言える存在なのが奥共同店です。

出資・運営がすべて奥住民

奥共同店の特徴は、「店の出資及び運営を奥地域の住民たちが行っている」というところです。もともと奥地域は周辺地域とも離れた山里であり、物流においても非常に不便な地域です。そのため食料品はおろか日用品を調達するにも、かなり不便をしいられてきました。そこで地域住民がみんなでお金を出し合い、共同で商品を購入するようになったのが奥共同店の始まりです。

でも奥共同店は、ただの商店ではありません。運営するのも出資するのも住民なら、利用するのも住民。だからすべてのサービスが「住民の生活のため」にあります。

「物を買うため」ではなく「人と会うため」に集まる場所

奥共同店の店内には、大きなテーブルと椅子が置かれています。ここは地元住民たちが自由に使えるスペース。買い物に来てそのままここでお茶を楽しむこともあれば、子どもたちが本を読んで時間を過ごす場所でもあります。いろいろな人が集まるため情報交換の場でもありますし、交流や癒しの場でもあります。

  • 住所:沖縄県国頭郡国頭村奥113
  • 営業時間:7:00~19:00(※閉店時間は季節によって前後30分異なります)
  • 定休日:基本的には年中無休(※奥地域の小学校の運動会開催日は休み)

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