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沖縄の人は本土の人が嫌い?本土の人が嫌われる理由は?

投稿日:2020年12月5日 更新日:

シーサー

沖縄にいると「本土の人間は…」といわれることがあります。そのままの意味でとると「嫌い」という意味にもとれるのですが、本当のところ沖縄の人は本土の人をどう思っているのでしょう?移住者目線で検証します。

壁を作っているのは沖縄の人?それとも本土の人?

沖縄の人が「本土の人は…」という言葉を使う時、大抵その対象になるのは県外からの沖縄移住者のことを言います。沖縄県民の間で「本土」という言葉を使うのは、鹿児島の離島を除く沖縄本州のことを指し示す時です。ですから「本土の人は…」ということを直訳すると「本州の人は…」となります。

でも沖縄にいる本州出身の人の中には「観光客」も「移住者」もいます。ところが観光客の場合は「観光客」というカテゴリーに分類されるので、ザックリと「本土からの観光客は…」という言い方をします。つまり沖縄の人が「本土の人」という言い方をするときは、「本土出身で沖縄に移住してきた人、または何らかの理由で沖縄に現在住んでいる本土出身者」を言います。

ここで問題なのが「現在、沖縄に住んでいる」という前提が付いているということです。

沖縄に旅行に来た観光客は、期間限定の滞在です。もし地元の人と交流があったとしてもそれはあくまでも一時的なことで、旅行の滞在期間が過ぎれば沖縄を去っていく人です。だから多少嫌な想いをしたとしても、「所詮観光に来た人なのだから仕方がない」と割り切ってしまえるのです。

ただ沖縄に現在進行形で住んでいる県外出身者だとそうはいきません。職場の同僚であれば毎日顔を合わせなければいけませんし、ご近所さんであれば引っ越さない限り付き合いは続きます。

いやでも付き合いをしなければいけない人の場合は、いいことばかりとは限りません。ちょっとした意見の食い違いでけんかをすれば、思ってもいない言葉をつい感情的になって使ってしまうこともあります。

そんな時に「これだから本土の人は嫌なんだ!」という言葉を言われてしまうと、さすがに本土出身の移住者にとってみれば傷つきますよね。でもその言葉を「言葉の通り」に解釈するのは少し時間をおいてからにしてみてください。

その場で言葉の通りに受け止めて相手を否定するのは、あなた自身も相手に対して心に壁がある証拠です。でも今現在2人の間に壁があるからこそけんかになったのです。でもその壁は越えられないものであるかどうかはわからないのです。

もしかしたら時間をかけても越えられない心の壁なのかもしれません。でも大抵は時間をかければ乗り越えられるものです。だから「本土の人は…」という一言だけであなた自身が沖縄の人に心の壁を作ってはダメなのです。

本当は認めていても素直にそれを表現できない複雑な事情もある

沖縄には「飲みニケーション」がいまだに存在します。友達や趣味の仲間同士であれば楽しいですが、仕事上のお酒の付き合いとなると「なんで仕事が終わってからまで付き合わなくちゃいけないんだ?」と思う人も多いはずです。

特に「効率よく仕事をして定時で帰る」を理想とする本土出身の人は、効率が悪ければ「効率が良くなるように改善すればいいじゃないか」と思うはずです。

私自身も沖縄に移住したばかりのころはそう思っていました。「残業をするほど大したことでもない業務をどうして時間をかけてやらなければいけないんだろう」なんて思う事は度々。でも勝手がわからないからこそその流れについていっているうちに、なんとなくわかるようになりました。

つまりお互いの関係をよくするために「飲みに行こう」と誘うタイミングをなんとか作ろうとしていることに気が付いたのです。仕事がきちんとできているのであれば、だれだって認めてくれます。でも仕事は一人でできるものではなく、仕事をする周りの人との関係も大事になります。

でも仕事をする上では言葉や態度に気を使わなければならず、しかも本土出身で仕事のできるあなた自身は沖縄の人から見ればスキ一つない完璧な鎧を身に着けた戦士のようなものです。だからこそ沖縄の人はお酒の勢いを使ってあなたが身に着けている鉄壁の鎧を取り外し、お互いに人と人として付き合いたいと考えているのです。

ところがそんなことに気が付かず「仕事は仕事、プライベートはプライベートですから」と言い切られてしまえば、せっかくの相手の好意もすべて無駄になってしまいます。つまりあなたはその完璧な鎧を身に着け続けている限り、沖縄の人から直接評価の言葉をもらえることはないのです。

「お酒の席でなければ評価できないなんて…」と思う前に、あなたも一度その完璧な鎧を外してみませんか?そうすれば「仕事をしているあなた」ではなく「本当のあなた」に対する沖縄の人の素直な評価を聞かせてもらうことが出来るはずです。

負けず嫌いな性格があることも分かってあげよう

沖縄に長く住んでいると、「沖縄は不便だな」と思うこともたくさんあります。観光で沖縄を訪れたときのように「不便であることを楽しむ」という気持ちは、正直言うと月日がたつごとに薄れていきます。

でも沖縄で生まれ育った沖縄の人にとって見れば、「不便である」ということを特別なことであるとは考えないで過ごしています。もちろんこれだけインターネットなどの情報網が発達した今ですから知識としてはわかっています。知識があれば憧れだって持ちます。

でもだからといって沖縄を離れるということは考えません。引っ越しをするにしても沖縄県と他県を隔てる境界線が海にあるのですから、県外に引っ越しをするとなれば生活の基盤をすべて県外に移さなければいけなくなります。つまり仕事も学校も友人関係も新しくしなければいけないということ。だからよほどの事情がない限り、沖縄を離れて暮らすことは考えません。

だから「不便である」「遅れている」「発展していない」といわれたとしても、それを受け入れて生きていくしかないのです。ただし現状としてはどうにもならないことであったとしても、心の中では「ほかの県には負けたくない!」という強い想いを持っています。

だからそんなちょっと負けず嫌いな性格が沖縄の人の心の中にはあることをわかってあげることも、本土出身者が沖縄で暮らすためには大事なのです。何しろ最終的に帰る場所のあるあなたと沖縄以外に頼る場所のない沖縄の人では、どんなに心が近づいたとしてもこの部分だけは心の底からお互いに理解をすることは難しいのです。

沖縄の人は本土の人を嫌いなのではない

沖縄に10年以上住んでいても、いまだに仕事や近所との付き合いの中で「本土の人は…」といわれることはあります。でも時間をかけて沖縄の人と付き合ってきた今だからこそ、笑ってその言葉を受け流すことが出来るようになりました。

だからあなたがこれからも沖縄で暮らしていきたいと思うなら、大事なことは「あなた自身が心に壁を作らないこと」です。沖縄の人は思っているよりもガードが堅いのです。でもそのガードを潜り抜けて懐の中までもぐりこんだなら、あなたのことを誰よりも信頼できる人として認めてくれます。

好きか嫌いかの議論を聞いてあなたが結論を出すのではなく、あなたの方から沖縄の人と本音で付き合ってみたら意外と道は開けてきます。「袖振り合うも他生の縁」ではなく「袖振り合う距離なら一生の縁」と思えば気持ちも楽になりますよ。

-沖縄を知る

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