沖縄旅行中の楽しみとして外せないのが海水浴♪沖縄には絶景ビーチ、極上ビーチ、プライベートビーチなどがたくさんありますし楽しみ方もいっぱい!だからこそ注意したい海水浴5つのポイントがあります。
海の危険生物に要注意!
沖縄の海は確かにキレイです。透明度の高さは抜群ですし、天然のビーチもたくさんあります。でも危険な海の生物もたくさんいます。特に整備されていないビーチにはこんな海の危険生物に遭遇する可能性があります。
- ハブクラゲ
【危険度】★★★★★
海水浴シーズンに発生のピークを迎えます。触手には猛毒カプセルがたくさん詰まった毒針があり、刺されると最悪の場合死に至ります。
- ヒョウモンダコ
【危険度】★★★★★
隊長10センチ程度の見た目がかわいいタコですが、実は猛毒を持つ危険な海の生物です。驚かされたり身の危険を感じるとフグの毒と同じ成分の猛毒を発射します。最悪の場合死に至ります。
- オニダルマオコゼ
【危険度】★★★★★
浅瀬でも見かけることがあるオニダルマオコゼは、見た目が黒っぽい岩のように見えます。そのため海の中を歩いていて間違って踏んでしまうこともありますが、背びれは鋭い針のようになっていてハブの30倍もの猛毒を含んでいます。
- アンボイナガイ
【危険度】★★★★★
沖縄では砂浜で普通に見かけます。体長は10cm程度の巻貝ですが、神経毒を持っています。刺されると最悪の場合呼吸困難に陥り死亡します。決して触ってはいけません。
- ゴンズイ
【危険度】★★★☆☆
小型の魚です。浅瀬の海に生息していて、集団で移動する習性があります。遭遇率は高いですが、近づかなければ大丈夫です。ただし背びれと胸鰭に毒針がありますので注意が必要です。
マリンスポーツでの水難事故が多発している
ビーチのアクティビティが充実している沖縄では、たくさんのマリンスポーツを楽しむことが出来ます。ところがマリンスポーツ中の水難事故は年々増加しており、毎年死者も出ています。しかもその多くが大人の利用者なのです。
危険を避けるためには「ライフジャケットを着用する」「体調不良(寝不足も含める)の時は辞退する」「体温の急激な低下に気を付ける」の3つが重要です。
リーフカレントに巻き込まれるな!
リーフカレントとは、サンゴ礁の内側から外に向かう急な潮の流れのことです。リーフカレントに巻き込まれてしまうとあっという間にサンゴ礁の外まで流されてしまいますし、流れに逆らって泳ぐと体力が急激に消耗し溺れてしまいます。
ちなみに沖縄本島のリーフカレント注意海域はたくさんあります。南は大戸海岸、北は奥港付近でもリーフカレントによる水難事故は発生しています。
日焼けを甘く見ると大変なことになる
沖縄の海水浴で注意すべきなのが「日焼け」です。「小麦色の肌を目指す!」と言って不用意に肌を露出させてしまうと、肌全体がやけど状態になってしまいます。日焼け止めを塗っていても日焼けをするほどですから、ケアもせずに肌を紫外線に長時間当ててしまうと大変なことになります。
さらに日焼けは肌だけではありません。目も焼けます。ちょうどスキーシーズンの雪目と同じ状態になり、ひどい場合は目が開けられない状態になります。またこの状態になると治るまでに数日かかります。
遊泳禁止区域での海水浴は絶対に避けること
「穴場のビーチ」「天然のビーチ」としてネット上で紹介されている場所の中には遊泳禁止区域に指定されている場所もあります。このようなビーチには危険生物やリーフカレントなどが存在し非常に危険です。しかも万が一事故に遭ったときに救助を求めることも難しいです。楽しく沖縄の海を楽しむためにも、このようなビーチでの海水浴は絶対にやめましょうね。
海水浴の危険を理解し楽しく沖縄の海で遊ぼう!
海水浴は楽しいですが、危険もたくさんあります。ちょっとした気のゆるみや油断が命の危険を招くことになるかもしれません。せっかくの沖縄の海ですから、きちんと危険を理解したうえで海水浴を楽しむようにしてくださいね。