
沖縄でのリゾートウェディングを自分達らしく演出したいあなたにぜひ参考にしてもらいたいのが、地元カップルで人気の結婚式の演出。今回はリゾートウェディングにも使えそうな演出を厳選して3つ紹介します。
愛を育てるセレモニー【酒合わせの儀】
沖縄の地酒である泡盛は、時間をかけて寝かせることで古酒(くーす)になります。しかも寝かせる時間が長いほど熟成がすすむので、角が取れてまろやかな味になります。
この泡盛の特徴を夫婦の成長になぞらえたのが「酒合わせの儀」です。
別々の家庭で育った2人が出合います。この時の新郎新婦を表すのが2本の泡盛です。2人は結婚をし、夫婦として一つの家庭を作ります。
これを形として残すのが「酒合わせの儀」です。でも酒合わせの儀はこれだけで終わりではありません。
夫婦となった二人ですが、けっこんしたばかりの頃は夫婦としてもまだ半人前です。最初はお互いの考え方の違いからぶつかることもあるでしょう。
でも一つの家庭で同じ時間を共有することによって少しずつお互いの角が取れ、人としても丸くなっていきます。さらにお互いが相手を思いやることで、2人に作ることができない家庭の形が出来上がっていきます。
これは酒合わせをした泡盛も同じです。酒合わせをした泡盛は、ただ寝かせるだけでは古酒になりません。1年に一度泡盛を継ぎ足し愛情をかけて時間をかけることで、初めて角が取れたまろやかな古酒となります。
一般的に3年たてば古酒となる泡盛ですが、10年、20年と熟成期間が長くなるほど古酒としての価値は高くなります。夫婦として歩んだ時間が長いほど円満な家庭になると考えてきた沖縄の酒合わせの儀は、地元カップルの結婚式だけでなくリゾートウェディングの演出としても人気があります。
琉球王国の伝統的な結婚式【琉装ウェディング】
沖縄のウェディングの衣装には、洋装・和装に加えて琉装と呼ばれる沖縄の民族衣装があります。
琉装にもさまざまな種類がありますが、結婚式では琉球王国時代の王族の衣装を使うことが多いので見た目にも豪華ですし華やかで目を引きます。
最近では沖縄でもアットホームな結婚式が増えてきていますが、このような場合でも琉装で前撮りする地元のカップルは多いです。
このように沖縄で今でも人気がある琉装は、フォトウェディングにもよく使われます。特にロケーションフォトウェディングでは2人のお気に入りの場所で撮影してくれるので、沖縄の名勝や世界遺産で写真を撮ることもできます。
さらに県内では琉装姿で結婚式を挙げる「琉球結婚式」も体験できます。どれも沖縄以外では体験ができない演出なので、リゾートウェディングでも人気があります。
<地元カップルの結婚式では欠かせない【三線生演奏】
沖縄の古典音楽に欠かせない楽器・三線は、結婚式のような晴れの席でも重要な役割があります。
沖縄の結婚披露宴のオープニングは「かぎやで風(かじゃでふー)」という曲が演奏され、曲に合わせてあでやかな琉装姿の女性が琉球舞踊を披露します。
もちろんこの曲で使われるのが三線です。さらに披露宴中の余興でも三線ライブは人気がありますし、三線演奏によるカチャーシー(お祝いの席で参列者全員が参加する手踊り)で締めるのが定番です。
リゾートウェディングでも三線の生演奏は人気がありますが、一般的にはBGMとして使われるのが多いです。県内には格安で出張演奏してくれる三線スタジオもありますし、式場のオプションサービスとなっているケースもあります。
沖縄でしか体験できない演出で最高の結婚式を!
神秘的な青い海と美しいロケーションの中で行われる沖縄での結婚式は、2人にとって忘れられない1日となるはずです。
でもせっかく沖縄で結婚式をするのですから、沖縄でしか体験できない演出で最高の結婚式にしてくださいね。